こんにちは、fuuutaです!
みなさん、洋服はお好きでしょうか?衣服は「衣食住」の言葉の通り、私たちが生きるためには必ず必要となるモノですよね!ですが、その洋服が環境にどれほど影響を与えているのかを知っている方は少ないのではないでしょうか。
今回は『サスティナブル』や『洋服の環境汚染』『ファストファッション』をよく知らないという方向けに、洋服がどれだけ環境を汚染しているのか、古着が注目される理由などについて簡単にご紹介します!
また、今回の内容は↓こちらの記事の詳しい内容になるので、こちらも合わせてチェックしてみてください!
それでは、早速見ていきましょう!
- サスティナブルって?
- 深刻化する洋服の環境汚染
- 長時間労働者を襲った『悲劇』
- 最近のアパレル業界の改革
- いらない服は捨てずにリサイクル!
- まとめ
サスティナブルって?
みなさんは上記の言葉を聞いたことがあるでしょうか?サスティナブルとは、「持続可能な環境作り」を示す言葉です!簡単に言えば、「資源を大切にして環境を守り、将来ずっと生活できるようにしていこう!」という目標や考え方です。
これは日本のみならず、世界の193カ国が目指す取り組みでもあります!そんな「サスティナブル」は、ファッションととても深い関わりがあるんです。
では、どのように関係があるのかを下記で簡単にご紹介していきますね!
深刻化する洋服の環境汚染
世界で2番目の汚染産業へ
冒頭でも触れたように、洋服は環境にものすごい影響を与えています!というのも、実はファッション業界は「世界で2番目」に環境を汚染している産業だとみなされているんです!信じられませんね!
では、実際にどのくらい環境を汚染しているかと言いますと…
ファッション業界は、毎年500万人が生活するのに必要な量の水を消費している
全世界の廃水の約20%を作り出している
一本のジーンズを作るのに、人が約7年かけて飲む量の水を消費している
毎秒ごとに、ゴミ収集車1台分の繊維が埋め立てや焼却されている
炭素排出量が、国際航空業界と海運業界を足した量よりも多い
【国際連合広報センター】参照
このように表現されています。
これがサスティナブルとファッションが切り離せない関係になっている理由です!私たちが普段知らずに楽しんでいた洋服は、これほどまでに環境に負担をかけていたんですね💦
問題の『ファストファッション』とは
そんな中、特に環境を汚染しているのが「洋服の過剰供給」です!
みなさんは「消費者」の立場として、洋服がどのくらい作られているかなんてあまり考えませんよね!ですがアパレル業界では、この「過剰供給」が危険だと言われ続けているんです。
現在、アパレル業界で支配的なビジネスモデルは「ファストファッション」です!
つまり、「安い価格でトレンドの洋服をどんどん作ることで、頻繁に衣服を買い替えるようにする」ビジネスモデルです!もちろん、消費者からすれば毎回トレンドの服が変わるので楽しめますが、環境にはその分大きな負荷がかかります!
この状態が続いてきたことが、現在アパレル産業が世界で2番目の汚染産業とまで言われるようになった大きな原因なのです。
長時間労働者を襲った『悲劇』
また、社会に影響を及ぼしたのは環境面だけではありません!実は、繊維工場の過酷な労働環境が問題になったんです。
特に、2013年に起きた『ラナプラザの悲劇』という事故で、それが浮き彫りになりました。安全管理が杜撰な繊維工場のビルが崩壊し、1134人が死亡・2500人以上が負傷するという悲惨な事故が起こりました。
この工場は、複数の有名アパレル企業の下請けとして稼働しており、労働者は早朝から夜まで長時間に渡って働かされていました。さらに、月給は約3900円ほどという過酷な労働環境であったことが後程発覚しました。想像を絶する過酷さですよね…。
この事故が起きて以来、ファストファッションの裏側で多くの問題があることが注目されることになりました
最近のアパレル業界の改革
そんな大変なことになっているファッション業界ですが、少しでも現状を良くして行こうと、日々さまざまな研究がされています!特に、科学の面では様々な変化が起きています。
ペットボトルリサイクル
まずは、「ペットボトル」を資源とする取り組みです!
全世界で年間約5800億本もの量が消費されていると言われる「ペットボトル」。これが一つの洋服の資源として注目されています!
「ペットボトル」が「服」に変わると聞くと、イマイチ想像がつきませんよね?ですが実はすでに応用されている技術なんです!
『アースポロ プロジェクト』
例えば、有名なブランド「ポロ・ラルフローレン」では「アースポロ」と言う取り組みがされています!これは再生ペットボトルのみで「100%リサイクル可能」なポロシャツを作るプロジェクトです!
これを1枚作るたびに、世界からペットボトルが約12本減ることになるそうです!すごいですよね!
ポロは2025年までに1億7千万本のペットボトルをリサイクルする目標を掲げています。
アニマルフリー
最近では、「動物の毛」を使用しない取り組みも広まっています!
動物の毛を利用した製品は、今までにも多く作られてきました。ですが、ここ数十年の間で製造量が急激に伸び始めたことで動物たちの飼育環境がどんどん悪くなっていきました。特にニットの素材で有名な「モヘア」は、山羊の飼育環境の悪化が原因で使われなくなってきています。
ユニクロ
また、大手ブランドの「ユニクロ」は、今年(2021年)の秋からは「アルパカ」の素材を使わないという宣言を出しました。アルパカの素材は以前から注目されていたので、この発表はアパレル業界でも衝撃的なものとなりました!
カナダグース
他に、ダウンジャケットなどで人気の「カナダグース」は、特徴的だった『毛皮のファー』の製造を22年に終了すると発表しました!またコーチやグッチ、バーバリーといった有名ブランドも同様に、毛皮の使用中止を決定しています。
大手ブランドの古着事業
最近では、大手ブランドの多くが『古着販売や衣料品回収事業』に取り組んでいます!
例えば「パタゴニア」が新品を売らない古着専門店をオープンしたり、「ラコステ」が古着を再生する「REGENERATION」という取り組みで注目を集めました!
今後も業界の傾向として、こうした古着の回収・販売の事業が発展していくと思われます!
いらない服は捨てずにリサイクル!
それぞれのブランドが様々な取り組みをしていましたね!そんな企業と同様に、私たちも意識して消費生活をしていく必要があります。
特に、着なくなった服があれば「リサイクル」や「リユース」してください!年末の大掃除などで着なくなった服は出てくると思いますが、捨ててはいけません!
方法としては「古着買取」や「リサイクルショップ」、「フリマへの出品」、「知人への譲渡」などいろいろあります!面倒くさいかもしれませんが、必ずどれか利用しましょう!
買取のおすすめサービス
いくつか個人的におすすめできるサービスをご紹介しておきます。
↑一つ目が『古着ドットコム』というサービスです。段ボールに詰めるだけで宅配や出張での買取が可能です!ユニクロやしまむらなどのファストブランドは不可ですが、例えハイブランドではないローブランドであっても、買い取ってもらえるため満足度は高めです!
または、↑こちらの『フクロウ』というサービスもおすすめです。高い買取実績から評価が高いのが特徴ですね。なんと10,000以上のブランドで買取した実績があるそうです!
他では、有名どころの『セカンドストリート』も買取強化しているため、買取してもらいやすいかと思います!
どれも全て送料無料&スマホから査定の確認ができるので、この機会にぜひ着なくなった服を換金してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、「洋服がもたらす環境汚染」や「サスティナブル」について解説してみました!いまファッション業界がいかに大変かが伝わったと思います!これを機に、身近なサスティナブル製品や古着を通して「環境保護」に貢献していきたいですね!
今回の内容がみなさんのお役に立てば幸いです!今後もこういった洋服にまつわる知識をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!ありがとうございました!!